１話と違って、ひとりでお仕事に徹するミレーヌが見られました。敵対する陣営のエージェントと殺し屋というプロ対プロの対決、それも島の中という限定された空間での息詰まるような闘いが繰り広げられました。最後はミレーヌが勝つとわかっていても、互角の闘いの中でいつどうやってだしぬくのか、それを見逃さないようにと力を入れてましたね〜。女と男の勝負って、こういうシチュエーションの場合、ミレーヌだからというわけではありませんが、どうも最初から女の方が勝ちのような気がするんですけど、やっぱり最後はそうなりました。それにしても（スパイとしても、精神的にも）ミレーヌは強いっ！今後はぜひ、揺れ動くミレーヌも見てみたいな〜。

≪館長的ポイント≫
ラストの勝負でのシーン、夜の森の背景はとっても雰囲気がありました。闇の中に白い木の形が浮かび上がるのがとっても幻想的。ムリヤリ夜の闘いに誘い込んだミレーヌの思惑のように、どこか眠りの途中で起こされた現実として感じられないときのような、そんなイメージに見えました。他にも背景はりんかく線をフィルタで強調したような表現が独特です。１話のときから目についてたんですけど、美術監督さんが「００９」のときと同じなので、そのときの背景の印象とはまた違っているから、これはこの作品に合わせて設計された描き方なのかなと思ってます。

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