■レポート：第１９話　『純白の正義』

前回からの続きで戦い続ける巧＝ファイズと勇治＝ホースオルフェノク。お互いあの語り合った二人だとは知らないままに・・・。勝負はなかなかつかず、巧はホースオルフェノクが前よりも強くなっていると感じます。人も襲わずほとんどその力を使うことのない勇治。彼の潜在能力はどれほどのものなのか、もしかするとラッキークローバーと肩を並べるくらいになるかも。

啓太郎の思いをよそになかなか心を許そうとしない恵子。そんな彼女は公園で偶然ジェイとはぐれたチャコに出会い、探しにきたジェイに「絶対離しちゃだめ」と言います。そこには恵子のさびしさが・・・。このことがその後のストーリーの伏線になってるんですね。
戻ってきた恵子のスケッチブックの名前から、真理が彼女が事故にあった子どもだと気がつきました。恵子はようやくすべてを打ち明け、記憶喪失の母親のこと、彼女の行動の理由のことを知ることがきたのです。

そして恵子は再びオルフェノクに狙われ、啓太郎は彼女のことを今度こそ離すまいとがんばりますが、戦うすべがありません。そこへ巧が駆けつけてきた！「子こどもを怖がらせちゃいけない」とセリフもカッコよくヒーローの登場です。今日の対オルフェノク戦は二段構え。トードスツールオルフェノクを倒した後、最後の覚悟を決めたジェイがやってきました。ところで今日のファイズの動きは、まるで何かに開眼したかのように素晴らしかったです。キックで倒せず吹き飛ばされたところを、そのまま上昇しながらファイズショットを装備！落下とともにこん身の一撃でついにジェイを仕留めた！蒼い炎の中、命が消えていくジェイ。ということは・・・！ああ、恐れていたチャコちゃんのご主人との別れの日が・・・！！

ラスト、病院の一室から恵子の母親が窓の外をのぞく。そこにはきれいになった洗濯物に囲まれた恵子と啓太郎が。その懐かしい記憶がついに母親の記憶を呼び覚ましたのです。恵子のために何が出来るかずっと考えていた啓太郎。よかったね、白い洗濯物が人をシアワセにすることが出来たんだね。これこそ、君にできることだよ！
それを見守る巧。「素直に心配すれば」という真理の方を見ないまま、でもその顔は本当に嬉しさと優しさに満ちていた・・・。これまでの中で最高の彼の顔でした。私まで胸がきゅ〜んと嬉しくなってきちゃった。(*^^*ゞ特撮作品の最大の魅力、生の役者さんだからこそ出せる表情の力が、今日は私のハートをがしっとつかみましたよ。

さてさて、今回一番心配していた（おいおい^^;）ジェイの愛犬チャコちゃんの行く末は、恵子ちゃんのところでいっしょに暮らすことになるのかな〜。二度と愛する人と離れ離れになってしまうことがないように、恵子ちゃんのこれからのシアワセとともに、チャコちゃんのこともずっと祈ってますね。